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 研究内容の紹介       <横浜国立大学 大学院 環境情報研究院 後藤研究室>


[点字楽譜の自動生成・解析]

 点字楽譜は視覚障碍者の音楽活動にとって必要なものですが、点字楽譜の作成に専門的知識を必要とするために、少数のボランティア団体によって支えられているのが現状で、コンピュータ支援による自動解析・生成システムの実現が望まれています。一方、近年のネットワーク技術の発展により、健常者についてはインターネットを介して、楽譜情報にアクセスする枠組み(MusicXML)ができてきました。
 点字楽譜は一般には五線譜として2次元的に表記される音楽情報を、6点点字を用いて言語のように表現するものです。点字楽譜を言語として見る場合、音符や曲想記号他の楽譜上の音楽情報を単語とする文と見ることができ、点字楽譜を計算機で解析するにあたっては、単語(終端記号)が区切り記号のない不定長であり、単語に多義性があること、複数の修飾状態が交差することなど言語的な煩雑さを含むという問題があります。本研究ではこのような状況を踏まえて、XMLで記述された五線譜と点字楽譜の相互変換を可能にする自動解析とシステム開発について研究開発を行っています。
 
 現在、システム評価のために、楽譜点訳のシステム試作を暫定的に公開しています。[楽譜点訳サーバへの入り口]


五線譜と点字楽譜の相互変換システムの構想図

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横浜国立大学大学院環境情報学府情報メディア環境学専攻
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