後藤研究室では、医用画像処理、画像処理・画像理解アルゴリズム、ヒューマンインタフェース、画像処理応用システム、ロボットビジョンなど、結果が目に見える研究に取り組んでいます。また、画像処理とは少し異なりますが、XMLで記述された五線譜から点字楽譜を自動生成するシステムの研究を進めています。 以下に、研究のいくつかを紹介します。◇処理結果◇のリンクをクリックすると、処理結果が動画像(AVIファイル)で見ることができます。なお、動画像ファイルはデータ容量が大きいのでナローバンドからのアクセスはお勧めできません。 |
■視線方向検出と応用技術使用時に特別なキャリブレーションが不要で、非接触かつ非装着で、人間の視線を検出する画像処理手法を開発するとともに、それを利用して計算機と人間の円滑な対話を実現するためのヒューマンインタフェースの研究を進めています。◇視線方向検出システム(1.4MB)◇ 視線方向検出システムの処理例を見ることができます。 |
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■医用画像処理医用画像解析は横浜市大医学部、県立循環器呼吸器病センタ、影井研究室と連携して、間質性肺炎の診断支援システムや三次元動画像解析の研究を進めています。◇胸部MRI画像の心拍同期パターンの解析結果(972KB)◇ 呼吸運動を追跡しながら、心拍動の影響を解析しています。 ◇呼吸運動解析システム(1.8MB)◇ 呼吸にともなう肺の動きを追跡するシステムの紹介です。 ◇MRスライス画像から3次元時空間画像の再構築(3.9MB)◇ 非同期の二次元MRスライス画像から3次元時空間モデルを再構 成するアルゴリズムの開発を進めています。 (サンパウロ大学と共同研究) |
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■ITS(車載センサを用いた前方車両認識)多重構造ニューラルネットワークを用いて、車載カメラやセンサからの道路情報をもとに前方走行車両の種類(大型車、普通車、二輪車とその他)を判別する車両認識手法について研究を行っています。◇前方車両認識(780KB)◇ レーザレーダと画像処理を併用した車種認識法です。結果の一例を動画で示します。 |
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■石器(黒曜石)の三次元計測法石器でよく利用される黒曜石は鏡面反射成分を多く持っています。これまで難しかった鏡面物体に対する3次元情報の計測法や、石器の形状的特徴を検出する方法について研究を行っています。◇3次元計測結果[陰影シミュレーション](500KB)◇ 試作システムによる計測結果を用いて、陰影シミュレーションを行った結果です。 |
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■画像認識技術画像処理の応用研究として、ポストゲノム解析の一環として未知遺伝子の機能を解析するために遺伝子注入により生成されるタンパク質の機能解析を支援する画像処理システムや、人間の顔を見て表情を認識する画像解析アルゴリズムの研究を進めています。 |
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■点字楽譜の自動生成・解析点字楽譜は視覚障碍者の音楽活動に必要なものです。楽譜の点訳は専門的知識を必要とするために、少数の点訳ボランティア団体によって支えられているのが現状です。当研究室では、XMLで記述された五線譜と点字楽譜の相互変換を目指して、楽譜点訳ボランティア団体(トニカ)の協力を得て研究を進めています。◇楽譜点訳システム◇ 現在、研究開発中の点字楽譜翻訳サーバを仮運用しています。どなたでもお試し頂けます。 |
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